2022年5月26日(木)依然として銅相場高値警戒
2022-05-26
本日は銅の建値が1万円下げて125万円に改定となりました。依然として銅相場は、下げの様相を呈しております。ただし為替が127円前半をキープしている点やLMEの在庫が減少している点から、短期的な暴落に至るような様子は感じられません。ほんの2年前までは銅の建値が100万円を超えるという事態を異常と捉えておりましたが、今となってはそれが当たり前となってしまいました。そのように考えると依然として125万円の建値は高止まりしている中の値動きなのでしょう。
今後のFRB、ウクライナ情勢、中国上海のロックダウンなどから目が離せませんが、中でも中国上海のロックダウン解除は、銅相場が上昇するうえで、大きな要因になるのではないでしょうか。FRBの物価上昇の抑制の効果が出るのが今年の10月~来年にかけてあらわれるとすれば、直近ではロックダウン解除による銅需要の上昇が、銅相場を大きく押し上げそうに思いますね。