人口ボーナスによって銅相場の上昇は確実
本日3月14日の為替ドル107.3円(オープンが104.613円始まりでしたので、3円近く円安に)LMEは続落ですが、62万円をキープできそうです。
「世界人口は現在の77億人から2050年の97億人へと、今後30年で20億人の増加となる見込みです。」
「人口予測によると、今後2050年までに予測される世界人口の増加の過半は、インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア連合共和国、インドネシア、エジプト、米国(予測される人口増が多い順)の9カ国で生じます。インドは2027年頃、中国を抜いて世界で最も人口が多い国になるとみられます。」
~国際連合広報センターより2019年6月17日のプレスリリースより抜粋~
2020年2月~始まったコロナショックによって、ダウ平均が大暴落し、ロンドン銀行がデフォルトへなりつつあります。しかし長期的な視点で世界に目を向ければ、アフリカやインドを中心に人口ボーナスが既に始まっており、そこには大きな経済発展を見込むことができます。
日本では、今後益々不景気が予想されますが、世界的な人口ボーナスを加味すれば間違いなくNYダウ、新興市場の株価が上がることはほぼ確実です。以前からも本ブログでご紹介している通り、銅の世界相場(LME)は、新興市場の株価に連動しています。ですから銅の世界相場は、ゆっくりと時間をかけて上昇していくことが言えます。しかし、日本で銅を売買する上においては、為替を加味して考えていく必要があります。つまり日本国内での取引は円安であれば銅の値段が上がり、円高になると銅の値段が下がるということいなります。ですから日本国内で銅を取引するには、新興市場を中心とした株価の知識と日本の為替の知識の2つを併せ持つ必要があります。2050年に向けて世界の銅相場が上昇することが決まっているなら後は、為替を予測すれば良いのですが、日本は、今後2050年に向けて不景気が予想され、円の信頼性が落ち、円が以前に比べて買い控えになり、ドル買いが増えるとも言われております。つまり銅は、ほぼ確実に上昇する資産なのです。
解体工事や修繕工事などから発生した銅や銅線、真鍮くずは、短期的に考えればそれほど上がることもないので、長期保存(10年~20年ベース)できるならそのようにした方が良いと思っています。これは、銅を売って円に換金するという事は、ある意味、円に投資をしていることになります。将来円安がほぼ確実な中で、わざわざ銅という上がる資産から円という下がる資産に換えることはあまりお勧めできません。
円安傾向になるという事は円の価値が下落することになるので、銅を売って円としての現金を貯金すること自体の方がリスクとなるのです。