当社には、変圧器の解体や金属のリサイクル・卸売、産業廃棄物処理など、さまざまな仕事がありますが、新入社員にはまず、リサイクル課での現場作業を経験しながら、会社の雰囲気に慣れていただきます。最初は簡単な仕分け作業や、工具や機械を使用した金属類の分離・解体作業から覚え、フォークリフトの運転免許を取得すれば荷下ろし業務もできるようになります。ゆくゆくは、大型トラックの運転、営業職、作業責任者職務など、仕事の幅を広げる機会もありますよ。
リサイクル課の仕事の入口ともいえる解体業務をご紹介します。役目を終えた電気機械・機器などを買い取り、解体して、再び利用価値のある(売れる)ものと産業廃棄物(ごみ)とに仕分ける作業です。いずれも作業は単純ですが、安全第一に取り組むことが大切です。電動機械や鋭利なケーブルを取り扱うので、手や目を保護する革手袋やゴーグルなどを装着しておこないます。
配電線(電線にかけられている線)などの銅線の被覆部分を剥離する作業です。
①被覆された銅線を、剥線機のケーブルの太さにあった穴に通します。
②ケーブルが機械の上下の刃を通り、銅線と被膜に分かれて出てきます。
③銅線は再利用品として、プラスチック被膜は産業廃棄物として仕分けます。2人1組で作業をして1日約3トン剥離できます。
ACSR(鉄塔にかけられている送電線)を、鉄とアルミとに分離する作業です。
①ぐるぐると巻かれた状態のACSRを、解体しやすいようシャーリング機械で1mほどの長さに切断します。この作業は職務経験のある社員がおこないます。
②鉄心の周囲のアルミ線の端をマイナスドライバーを使って剥ぎます。
③ACSRを回転させながらより合わされたアルミ線を解体していきます。
④アルミと鉄を分けることで、それぞれが再利用可能なものになります。慣れると1人で1日で300~400kgは解体できるようになります。
配電盤などの電気機器の分解作業です。
①配電盤のネジを電動工具などではずして解体します。
②鉄や銅線、アルミ、真鍮などをそれぞれ分類し、再利用できないものは産業廃棄物として処理します。
当社の働きやすさはワークライフバランスを実現していることにあります。定時以降の残業時間も少なく、忙しい時期以外は17時10分に帰っています。社員たちはみんな自分の趣味や家族との時間など、プライベートを充実させています。
始業・朝礼(当日の作業内容や連絡事項などの共有、危険予知活動)
使用前点検(フォークリフトや天井クレーン、トラック、機械などの使用者は各自点検)、業務開始
休憩(水分補給、談笑などをして息抜き)
作業再開
昼休憩(休憩所などで昼食)
作業再開
休憩(水分補給、談笑などをして息抜き)
作業再開
片付け(道具や重機の収納、車両の盗難対策など)
終礼(報告・連絡事項などの共有)
終業・事務所に戻り着替えて退勤