普段私たちが使用しているマスクの廃棄は、一般ごみとして各自治体が地元の焼却施設に持ち込んで焼却処分をしてくれますし、病院から発生する廃棄マスクは、産業廃棄物（廃プラスチック類）として許可業者が処分することとなっております。
いずれから発生する廃棄マスクにおかれても、新型コロナウイルスの影響もあって、今マスクの廃棄についてマナーが重要視されてきています。
ところで、医療従事者として働く方々は、新型コロナに感染するリスクの高い業種であると言えますが、実は廃棄となったマスクを収集・処分する方の新型コロナの感染リスクも非常に高いと言えます。
「ゴミの収集、いつも感謝しています。ありがとうございます。お体に気を付けて」
先日、ゴミ収集をする方に感謝の手紙をそえたことが、ある新聞記事に紹介されていましたが、今やマスクの廃棄に携わる仕事は、医療従事者と同じく、社会にもっとも必要とされる業種として認識されるようになってきたように思います。
しかし、一般ごみから発生する廃棄マスクと、病院などから発生する廃棄マスクはリスクの種類が違います。
クラスターが発生しやすい病院などから廃棄されるマスクは、様々なウイルスに汚染されている可能性が高く大変危険です。ですからプラスチック容器に入れられた状態で産業廃棄物として業者が引き取らせるように配慮しなければなりません。
病院で発生する医療廃棄物は、感染性廃棄物と非感染性廃棄物（プラスティック類）に大別されます。
感染性廃棄物は、「臓器・組織」「注射針」「点滴」や感染病棟で使用した「手袋」「サージカルマスク」「エプロン」などの全ての廃棄物を示し、非感染性廃棄物は、通常の診療で使用される「手袋」「サージカルマスク」「エプロン」などを示します。
感染性廃棄物は、特別産業廃棄物に該当し管理や処理方法が厳格に定められており、病院側もバイオハザードマークのラベルの入ったプラスチック容器に、内容物を入れて管理しなければなりませんし、収集運搬業者も保冷車などを使用し、内容物が変化しないように工夫して運搬しなければなりません。
環境省 感染性廃棄物処理マニュアル https://www.env.go.jp/recycle/kansen-manual1.pdf
一方で、非感染性廃棄物は、通常の産業廃棄物として処分することになりますので、感染性廃棄物のような特別な管理は求められていません。
ところが、どこの病院もサージカルマスクのような非感染性廃棄物も感染性廃棄物と同様に密閉されたビニールに入れて、さらにそれをプラスチック容器に入れて厳重に保管してくれているようです。
医療従事者は、感染症の怖さを知っているからでしょうか？
もちろんそれも理由の一つとしてあるでしょうが、それだけでなく、それを引き取る産業廃棄物処理業者にも配慮してくださっているのだと思います。
一般のオフィスや家庭でも、マスクを廃棄する時は、そのゴミを持って行ってくれる方に配慮して、ゴミ袋の下の方に廃棄マスクを入れておくとか、小さいビニール袋に入れてから、さらにそれをゴミ袋にいれてあげるとかの配慮が必要なのかもしれません。
今やごみを出す側のマナーが問われているように思うのですが、皆様はどのように考えますか？
新潟、長野、山形、福島、富山の
PCB処理はお任せください。
主な許可・資格
〇建設業許可（解体工事業）新潟県知事許可（般－1）第41442号
〇新潟県産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01508055229号
〇新潟市産業廃棄物収集運搬業（積替え保管） 許可番号 05910055229号
〇新潟市産業廃棄物処分業 許可番号 05920055229号
〇新潟県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01558055229号
〇古物営業許可取得 新潟県公安委員会許可 第461070001021号
〇山形県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 0659055229号
〇群馬県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01050055229号
〇富山県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01659055229号
〇福島県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 00757055229号
〇長野県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 2059055229号
〇解体工事施工技師1名
〇第三種電気主任技術者1名
