銅相場の上昇は、私たちの生活と半比例
2022-09-12
先週金曜日は、銅の建値(日本での銅の値段指標)が、3万上げの119万円に改定されました。
LME銅相場が上昇したことだけでなく、ドル円が一時144円と大きく下落したことが要因でした。
米国のみならず、世界各国で政策金利を引き上げていく中で、逆を行く日本が、心配なる今日この頃です。
さて、13日は、米国の消費者物価指数が発表されます。この内容をもってFRBがどのように動くのかを見届けたいと思います。ここで米国の金融政策の会議(FOMC)で再び金融引き締めに向かうことが示唆されれば、円安はさらに加速化し、銅の建値には追い風になりそうです。
関心事はやはり中国経済です。
各種、中国のイノベーションセクター企業の決算書も回復の兆しが見られ、中国経済も今後盛り返してくることを考えれば、銅LMEは、上昇トレンドを形成していくものと考えます。
これらを踏まえますと、年末にかけて銅相場は上昇していくのではないでしょうか。
ただし、日米金利差がこれ以上拡大すれば、今以上の物価高になって私たちの生活はさらに脅かされることになるでしょう。
銅相場の上昇は、私たちの生活と半比例しているのかもしれません。