PCBの運搬は、ISO45001の仕組によって運用

簡単に言うとISOとは、ある一定の規格に沿って会社内外にシステムを構築して、それ通りに運用すればコンプライアンスや財務基盤などの健全な企業体質をつくることができ、且つそれを社会的に認めてもらえるものです。

OHSAS18001という労働安全衛生マネジメントシステムというものが、2018年にISO 化されISO45001という新たな認証に生まれ変わりました。こちらのISO45001とは、安全作業を中心に会社のシステムをつくり、時代の変化に対応できる経営基盤を作り出すものです。

そのようなISOですが、皆さまは、どのようにお考えでしょう?

なんだか学者やエリートなどの頭の良い方々が、考え出した実用性に乏しいイメージがあるこの認証。しかも経営に必要な要素を難しく言っているだけで内容は、誰もが「そりゃーそうでしょ」ってものばかり、なんかこう胡散臭い印象を受ける方も多いのではないでしょうか?

しかし、そうではないのです。というよりそうではなかったのです。

お恥ずかしい話、この「そりゃーそうでしょ」という当たり前のことすらも弊社では、取り組んでおりませんでした。しかしISOが運用されてからは、「当たり前のこと」を効率的に実施することに成功したのです。

例えば、弊社では変圧器の解体や撤去、運搬などの業務を現場で行っておりますが、この作業には、災害、事故のリスクが伴います。このリスクを担保するには、労働安全衛生法をはじめとした順守義務、すなわち「当たり前のこと」をこなすことですが、その各現場にその「当たり前のこと」を知っている責任者もしくは、実施できる責任者がいなければ当然業務はできません。そのようなことから常に、弊社社長が現場に赴き、「当たり前のこと」を促し、現場をこなしていました。これによって災害や環境汚染を防止することにつながりましたが、社長が他の用事(本来行わなければならない仕事)をこなすことができず、またお客様から二つの目の現場の仕事が入れば、断るなどの悪循環が生じていました。そこで、ISO140001(環境マネジメントシステム)とISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)を導入したことで、教育に力を入れることができました。「誰に、何を、どこまで」教育し、その力量も明確にしました。さらには誰が教育しテストするかも決めたおかげで、いまでは二つ目の現場をこなせるまでになり、さらに社長は他社への営業活動とマーケティングに力を入れることができました。

これを読んでくださってくれる方の中には、こんな「当たり前のこと」ですらできていなかったのかと、思われるかもしれません。ですから御社でマネジメントシステムが運用されていらっしゃれば、ISOに取り組む価値は全くありませんし、ISOでなくとも他のシステムで経営をなされている企業さんも多いので、むしろそちらの方が大きい成果を期待できると思います。しかし、なんとなく会社が仕組化できていないとか、災害・事故や品質の不具合が多いとか、経営がジリ貧なことになんの打ち手も見いだせないなどの悩みをお持ちの方がおりましたら、是非ISOのマネジメントシステムをお勧めしたいということです。最近では売り出す商品やサービスのお客様のニーズの変化のみならず、働き方改革や少子高齢化に伴う人材不足さらには、消費増税に伴う内需の低下、新型肺炎問題、等々、経営環境は益々厳しくなっております。このように変化が激しい時代だからこそ、ますますISOによるマネジメントシステムが重要視されていくのではないでしょうか?

低濃度PCBの運搬は、ISOにもとづいている

弊社のISOの取り組み事項でもう一つ例をお伝えしたいと思います。

ISO45001の規格要求事項では、「5.4 働く人の協議及び参加」が求められていますが、人は、誰かに命令を聞いて動くことほどモチベーションが上がらないことはありません。自分で考えて実行するからやる気も起きるのだと思います。もちろん重要事項は、社長などの意思決定権者が微調整を行わなければなりませんが、この仕組みは実に人の心をよく加味していると思います。

弊社では、低濃度PCBの運搬も行っておりますが、PCBは、絶縁油に含まれているケースがほとんどなので、運搬する際はPCB油が漏洩しないように十分な対策を必要とします。これらの対策を、PCB運搬ガイドライン(環境省発行)を参考にしてもらい、実際の担当者と作業員同士で協議させ、答えを出してもらいました。

その中でも、完全密閉の金属容器の導入は、まさに彼らのアイデアで今も使用し続けております。もちろん最終的に法令や物理的な検証も行った上で安全と判断するのは、その上長が行いましたが、それらを自分たちで考えに考え抜いて苦労して導入した分、メンテナンスも自発的に行い、自発的に新入社員にも教育する姿が見えます。

この例から今後は、全て社員同士で協議させ考えさせる仕組を作ることで、経営の効率化や労働意欲の高揚につなげていけると思うわけです。

ISOによって実績が上げることが具体的に語れるのか?

ISOによるマネジメントシステムの良さを伝えきれていないことが残念でなりません。

ISOを認証するには、コンサルティングをつけてシステムを構築してから認証機関による審査を受け合格される必要があります。ISOのコンサルティングにもいろいろ種類があると思いますが、通常は、ISOの規格要求事項である「組織は、○○しなければならない」というルールから説明を受けて、それを守った上で会社の仕組を構築しようとします。認証機関からの審査も「組織は、○○しなければならない」というルールに対して、評価され改善していきますが、この手のやり方ではモチベーションが上がりません。なぜなら、私たちは会社を具体的に良くしていくことが目的なので、その先に何が自社にとって有益なのかを具体的に示していただかなければ、それを取り組む時間もエネルギーも無駄になってしまうと考えてしまうからです。

ISOの規格要求事項の「組織は、○○しなければならない」からこうすべき。という思考から「このような実績を私は作ったことがある。だからこの規格要求事項は御社にとって有益だと思います」と言えるリアルビジネス経験のあるコンサルティングでなければ、ISOの有益性を世間に伝えていくことは難しいのではないでしょうか。

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主な許可・資格

〇建設業許可(解体工事業)新潟県知事許可(般-1)第41442号

〇新潟県産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01508055229号

〇新潟市産業廃棄物収集運搬業(積替え保管) 許可番号 05910055229号

〇新潟市産業廃棄物処分業 許可番号 05920055229号

〇新潟県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01558055229号

〇古物営業許可取得 新潟県公安委員会許可 第461070001021号

〇山形県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 0659055229号

〇群馬県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01050055229号

〇富山県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01659055229号

〇福島県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 00757055229号

〇長野県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 2059055229号

〇解体工事施工技師1名

〇第三種電気主任技術者1名

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