PCB汚染物は、盗難リスクが高い?

変圧器は、銅コイルが用いられており解体して売りに出せば、結構な金額になることがあります。

使用中変圧器

例えば、1tの変圧器には、歩留まり10%~20%の銅コイルが使用されているため、以下の計算式で銅コイルの金額を概ね導き出すことができます。

1t(変圧器の重さ)×10%(銅コイルの歩留まり)=100㎏(銅コイルの重さ)

100㎏(銅コイルの重さ)×450円(銅スクラップ単価2020年1月現在)=4万5千円

なんと1tの変圧器には、潜在的に4万5千円の経済的価値があるということが分かります。

PCBに汚染された変圧器は、無害化することで銅コイルを取り出し、売買することができます。逆を言えば、PCB に汚染された変圧器は、PCB廃棄物として適正に処分しなければなりません。

つまり、これは、PCBに汚染された変圧器の盗難リスクを意味しております。

以前のブログ記事にも触れさせていただきましたが、PCBの紛失事故は後を絶ちません。弊社でも、PCB含有の変圧器を屋上や地下から引き出すことが多々ありますが、変圧器を引き出した段階で1日放置し、次の日にPCBの無害化処理施(以下 施設)に運搬しようとすれば、それだけ盗難リスクが上がります。そこで弊社は、引き出した段階でそのまま車両に積み込んで、施設に運搬するJUST-OUT方式を採用するようにしております。

他にも様々な盗難対策を行っていますが、PCB汚染物である変圧器は、処分しなければならない一方で、非常に経済的価値が高いものであることを私たちは、認識しなければなりません。

また、銅コイルや変圧器を資源用として買う側(再生資源業)にも対策が必要です。

変圧器が解体された状態で銅コイルを売りに来たら、その銅コイルがどの変圧器を解体した際に発生したものなのか?また、その変圧器の銘板や分析表からPCB不含有として立証できるのか?等のチェックが必要不可欠となります。

昭和40年代の日本のPCB生産量が1万トンとされている中で、今日に至るまでに所在不明になったPCB汚染物の総量はすでに計算が不可能とされております。しかもこの生産量はアメリカの3分の1と言われており、アメリカの国土から考えて見れば異常な量のPCBを日本で製造されたことになります。私たちにできることは、日本の海、河川、湖をこれ以上汚染させないように、足元からPCB汚染物の紛失を無くし、確実に処分していくことなのです。

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主な許可・資格

〇建設業許可(解体工事業)新潟県知事許可(般-1)第41442号

〇新潟県産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01508055229号

〇新潟市産業廃棄物収集運搬業(積替え保管) 許可番号 05910055229号

〇新潟市産業廃棄物処分業 許可番号 05920055229号

〇新潟県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01558055229号

〇古物営業許可取得 新潟県公安委員会許可 第461070001021号

〇山形県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 0659055229号

〇群馬県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01050055229号

〇富山県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 01659055229号

〇福島県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 00757055229号

〇長野県特別管理産業廃棄物収集運搬業 許可番号 2059055229号

〇解体工事施工技師1名

〇第三種電気主任技術者1名

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